感動したこと

原研代表です。

みなさん、中世暗黒時代とはご存知でしょうか?
封建制度とローマ・カトリックの世俗的な堕落からくる社会環境によって、
人間の本生が抑圧され、自由な発展を期待することができない時代がありました。

ゆえに、このような環境の中に束縛されていた中世の人たちは、
本性的にその環境を打ち破ろうとしました。

中世社会の人々の本性から生ずる外的追及は、ヘレニズムの復興運動を起こし、
この運動によって文芸復興が勃発してきました。
文学界では、ダンテ、ぺトテルカ、ボッカチオ、シェークスピア
芸術界では、レオナルド・ダビンチ、ミケランジェロ
科学界では、ガリレオ、ケプラー、コペルニクス などです。

これは、単に文化の方面にとどまらず、政治、経済、宗教など社会全般にわたる
革新運動へと拡大され、人間本性の外的欲求を追及する時代的な思潮であった人本主義が
台頭するようになりました。

また、その反面、抑圧されていた本性の内的な欲望をも追及するようになり、
信徒たちを中心として神のみ旨に従った強烈な初代キリスト教精神への復古を唱えるようになったのです。
すなわち、これが中世におけるヘブライズムであります。

そのような中1517年、ルターによる宗教改革、ツウィングり、カルウ゛ィンを中心として活発に進展していきました。
次に、人本主義は、神や宗教を軽んじ、理性と経験による合理的な批判と実証的な分析を通じて人間と自然を認識することにより、価値を高める人生観を確立していくことになります。これが、演繹法により理性論と帰納法による経験論であります。
デカルトは「我思う、故に我あり」という命題を立てて、神や世界や自分までも否定する立場に取ろうとしました。また、ベーコンは、すべての真理は経験によってのみ探求されると主張する経験論を打ち立てたのです。

さらに、18世紀に至っては、歴史と伝統を打破して人生のすべてを理性的または現実的にのみ判断し、不合理なもの、非現実的なものを徹底的に排撃し、神を否定する合理的な現実のみ重きを置くようになりました。これが、啓蒙思想であり、フランス革命の原動力になりました。

そして、マルクスとエンゲルスが弁証法的唯物論を提唱し、無神論と唯物論を集大成するに至り、今日の共産主義社会をつくるようになったのです。



一方、中世の人々の本性的欲求は、このような外的なものばかりにとどまったのではなく、より深く内的なものを追及するようになります。むしろ、一層高次的に神の側へ向かっていくようになりました。

それが、ドイツのカントであります。彼は、お互いに対立してきた経験論と理性論を吸収して新たに批判哲学を打ち立てました。カントの学説を受け継ぎ、ヘーゲルは弁証法で哲学の新しい面を開拓しました。

宗教界においては、当時の思潮であった合理主義の影響下の宗教界の傾向に反対して、宗教的情熱と内的生命を重要視し、神秘的体験に重きをおく、運動がおこるようになります。それが、ドイツのシュぺーネルやウェストレイ兄弟、フォックスであります。

何が言いたいかというと、この時代圏では、神を否定する主義と、神を中心とする主義が生じているということです。

つづく

関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する